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フランス税関当局|中国製の偽造商品を大量押収、昨年押収点数は760万点

有名ブランドのスーツケース、接着剤ほか

フランス通信社(以下、AFPと称する)の報道によれば、フランス税関当局(正しくはリヨン税関)は、リヨンのサン・テグジュペリ国際空港で先月20日、中国から持ちこまれた有名ブランドの偽造品など数千点を押収したと発表しました。
 

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今回税関に押収されたのは、有名スーパーブランドの偽造スーツケース80個のほか、接着剤3700個やゲーム機のコントローラー450個などです。偽造品の送付先はフランスの東南ローヌ県に新しく登記された卸売業者だとのことです。税関当局によりますと、昨年に押収した偽造商品は760万点に上るとのことです。

事務総局広報としての総括

今回は中国で製造した偽造品をフランス国内に持ち込み、販売するというケースです。逮捕者が存在しないということから国際貨物便で送られたところを税関が差し押さえたというパターンだとは思いますが、国内持込や輸送方法が年々巧妙な手口になっていることに比べれば、今回は安直な事件だと捉えることができます。また偽造品の送付先がフランスの東南ローヌ県に新しく登記された卸売業者というところから、偽造品をフランス国内で販売するために仕入れたのは明らかであるといえます。

ただ注目すべきはフランス税関当局統計によるところ、昨年に押収した偽造商品は760万点だということです。わが国の場合、2013年の知的財産侵害物品(コピー商品)の摘発実績は2万8135件(62万8187点)、被害額は国内正規品の価格で換算すると約130億円に上ります。財務省の発表によれば、差し押さえ件数としては過去最高を記録したとはいえ、フランスの昨年統計数760万点と比べれば10分の1以下という数字になります。

偽ブランド品の通信販売サイトは毎日のように中国・香港サーバにて誕生している現在、日本政府が寄託者である知的財産権の保護に関する国際条約「偽造品の取引の防止に関する協定(通称:ACTA)」を批准していない中国に取締りを期待するのは無謀といえます。しかしながら当法人が開発している知的財産流通データバンク「ACTA」が起動及び運営がなされておれば、フランス税関での取り締まりにも寄与するだけでなく、フランス国内での偽造品流通防止に寄与することができると考えます。

その理由としては、仮に当法人開発のACTAシステムを潜り抜け、フランス国内に輸入された商品が偽物であったとしても、それは並行輸入品にあたるため、同時に真正品証明書の付属が業界の常識となっておれば、悪徳業者が「本物」として販売した中国製「偽ブランド品」などの売上は、真正品証明書によって全額返金が課せられ、フランス国内の一般消費者の保護と利益の擁護につながるのではないかと事務総局広報では考えており、以上をもって総括とさせて頂きます。

記事引用:AFPBB News07月17日(木)02時38分配信

 

 


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